あなたのバンドの結成されたきっかけは何でしょうか?
たいがい、好きな仲間が集まってとか、学生時代からの延長でなんてことが多いのではないでしょうか?
ところがこのバンドの生い立ちはちょっと変なんです。
キーワードは「回覧板」
私が住んでいる浜松市新都田地区にはまだ産声を上げたばかりの夏祭りがあるのですが、当時実行委員だったわたしとパーカションのキース氏はなにか面白いアトラクションがないか探しておりました。
ゲストを外から呼ぶとお金がかかるし、そうかといってカラオケ大会じゃあ芸がない。
そこである日私達はふと考えました。「そうだ、回覧板でバンド募集をしてみよう」。
幸いにしてこの地域は某楽器メーカーの本社があったことから、腕に覚えのあるメンバーが集まる集まる。
ただ、どのメンバーも押入れの中で長いこと楽器が冬眠していたので、楽器のリペアからのスタートでした。
こうしてバイオレットブラスの母体「新都田スーパーバンド」が誕生したのです。
ちなみに夏祭りでのファーストステージは「世界がひとつになるまで(アニメエンディング曲)、「24Hours to
Ska(スカパラ)」、「Pacific Hotel(サザン)」でした。ああ、なんて無節操!!!
子供たちまでステージに上げ、わいわいがやがやとお祭りを楽しみました。
打ち上げもやって「ああ、よかったよかった」とホットした瞬間、「おめぇら、寄せ集めにしては結構やるじゃん」とある業界の方からお声をいただき、次の出演が決定。
春野町から招聘を頂いたことを機に、サポートメンバーを加え営業用バンドとしてとりあえずできあがったのがVioletBrassなのです。
「川の流れのように」「兄弟舟」「森のくまさん」「サザエさん」「鉄腕アトム」などなどお客さんにあわせた選曲に子供からお年寄りまで大好評。
ところがこのバンドがここでもなかなか面白い!ということでいまだに解散もせずズルズルと・・。今では営業用バンドどころか本格的に活動をするはめになったのです。現在は脱退加入など数名の入れ替わりがあり、隣保住民は4割ほどになりましたがそれでもこんな生い立ちのバンド珍しいですよねえ。
「バンド名の由来は」って?
メンバーにはとてもいえませんが、その時のイベント主催者から「今チラシを刷ってくれる印刷業者と電話がつながっていますのでこの場で今すぐ決めてください」とせかされ、咄嗟にでた名前がこれだったんです。ちなみにはじめて出させていただいた春野町はすみれで有名なんですね。
メンバーのルーツは様々、ロックあり、吹奏楽、ジャズ、プログレ、フォーク、マーチングバンド。
おいおい、これをどうやってまとめりゃいいんだ〜?とバンマスは苦悩の日々が続きましたが、今は無節操が、もしくはノンポリシーがうちのバンドのポリシーということに定着しました。
でもうちって本当は何バンド?
|